本日の偉人の名言は、中村天風先生のお言葉です。
何でもないときは矢でも鉄砲でももってこいという気になるけれども、健康上に故障があったり、運命上に少しでもまあまならないことがあると、そういう場合こそ、より一層心の態度が積極的であらなきゃならないのに、すぐ青葉に塩みたいになってしまう。
こういうのを積極的態度というんじゃないんですよ。
どんな場合があっても積極的というものは、心の尊さと強さと正しさと清らかさが失われない状態をいうんです。
つまり、どんな大事に直面しても、どんな危険な場合に直面しても、心がいささかもそれによって慌てたり、あるいは恐れたり、あがったりしない、いわゆる平然自若として、ふだんの気持ちと同じようにこれに対処することができる状態。そういう気持ちになってこそ、はじめて人間として立派な仕事をやりとおせ、自分の人生を立派に生きることができるんです。
引用:「本当の心の力」p.40より
著書:中村天風
出版:PHP研究所
人間は、絶好調の時は、多少の問題があっても、勢いも手伝って、何事においても、積極的態度でいられると思います。
ちょっとイヤなことがあっても落ち込んだりしないものです。
でも、本当の自分が試されるときというのは、絶不調というか、嵐のような状態の時だと思います。
そういった状態でも、いつも通りの態度でいられるか?
絶好調、絶不調に関係なく、常に積極的態度でいられるように心がけたいものです。