落ち込んだ時や、ますます元気になりたい時に、もっと元気が出るサイトです

中村天風先生のお言葉『悪人と善人』

中村天風先生のお言葉

本日の偉人の名言は、中村天風先生のお言葉『悪人と善人』です。

悪人と善人

いつかある人が私に聞いたことがある。

「先生のところには、どんなことがあっても、機嫌の悪いという人をみたことがないが、誰もどんなことがあっても、お怒りにならんのはどういうわけです?」というから、

「それはね、俺のところはみんなね、悪人ばかり多いからだよ」とこう言ったら、その人が目を丸くして、

「先生のところは悪人だらけですか!?」

「そうなんだよ」

まだ意味がわからないから、「どうゆうわけです?」と聞くから、

「私のところじゃ、何か事が起こるだろ。そうすると、『あ、私が悪かった』とこう言う。誰でもいいから、私が悪かったってことを言って罪を背負ってしまうと、喧嘩にならない。人が一言でも、『あ、私が悪かった、そこにそれを置いたもんだから、壊れたのね』というふうに言っちまうと、これ、喧嘩にならないよ。

ところが、あなた方の家庭だと、善人ばかりだからいけねえ。何か事があると、『私はいいんだ、私は何も悪いことはしていないんだ。あの人が悪いんだ』とこうなるから、そりゃ好きに喧嘩をやりだすものね」

引用:「本当の心の力」p.124より
著書:中村天風
出版:PHP研究所

本ページを読んで

頭ではわかっているつもりですが、自分に非が無く、責められるような場面では、どうしても感情的になってしまうことが多いです。

でも、中村天風先生のおっしゃるとおり、自分から折れて、悪人になってみることで、責められるより、お互いに冷静になることができたこともありました。

なかなか、ビジネスでは、自分から折れるということは、難しい場面もあります。下手に謝罪すると、会社全体の責任になってしまうということもあるから…

でも、自分にも、少なからず非があるから、喧嘩になるのであって、決して、相手だけに非があるのではないということを改めて認識することが出来ました。

いつでも、悪人になれる自信はないですが、感情的になった時には、特に、この中村天風先生の「悪人と善人」のことを念頭に置いて、冷静でいられるようになれればと思いました。

おススメ書籍

ジェームズ アレン (著), James Allen (原著), 坂本 貢一 (翻訳)


ジェームズ アレン (著), James Allen (原著), 坂本 貢一 (翻訳)


ジェームズ・アレン (著), 坂本 貢一 (著)